朝、カフェで読書会

日曜日の朝、都内のカフェで好きな本を持ちよりながら、情報交換をしている読書会のブログ

活動日記 3月25日

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皆さま、こんばんわ( ^-^)ノ
良い天気が続いてます。桜が咲く、春が来る、これだけで気分が高まってきますね。

先日の読書会はWIRED CAFE六本木ヒルズ店で開催されました。ここは毛利庭園に併設されたカフェ。当日は天気が良かったこともありテラス席での開催となりました。緑の芝、青い空が展望でき、とても気持ちが良かったです。

さて、紹介された本です。


・幸せの作法
普通のことに目を向けよう。普通のことに感謝しよう。『女性の品格』の著者が幸せとは何かについて説いた一冊。現代の女性が、さまざまな岐路に立ち、結婚や仕事をめぐって迷うのは当然。それは女性が弱いからでも決断力がないからでない。この時代に、迷わないほうがおかしい。幸福はとても主観的なもの。他人の幸せが自分の幸せとは限らない。
・私が「白熱教室」で学んだこと
私たちが勉強するのは、一体何のため? 本来の目的は自分の人生の成功のため。望むからこそ、私たちは勉強し、自分自身がより高い存在になることを望む。では成功の定義とは?このように、自分の頭で深く考えることが大事で、その"考える能力"を鍛えるのがアメリカエリート教育の本質。ここから、哲学がある優秀な人が生まれる。

・悪の税金学
サラリーマンは搾取されている。なぜなら、サラリーマンは所得把握率が高く、税制上不利益を被っているから。サラリーマンには無理だと思われていた節税のやり方が書かれてある一冊。節税テクニックは、①副業を興して生活費を経費として所得から控除する、②不動産を取得して、税額控除を受けると共に副業としての不動産業も狙う、③個人事業主として会社と再契約し、生活費を経費として所得から控除するなどなど。(紹介者は実際に個人事業主となって、所得が増加した)

・人は皆「自分だけは死なない」と思っている
大半の人は「自分だけは死なない」と思いながら死んでいく。防災コンサルタントとして40年以上活動し、数々の災害現場を歩いた著者が、災害時生き残る正しい判断・行動とは何かを語った一冊。現実の災害や事故では、異変に気づいても、多くの人間が様子を見るだけで逃げなかったが故に死んでいる。恐ろしいのは人間心理の集団同調性バイアス。自分の五感が危険を感じたら、周りが騒いでいなくても、ひとりで逃げるのが正解。

・世界で通用する人材の条件(ハーバードビジネスレビュー論文)
海外勤務で成功するには次の3つのグローバルマインドセットが大事。①知的資本=国際ビジネスに関する知識、好奇心、②心理的資本=異文化に寛容的、③社会的資本=PM能力。この中で②の心理的資本は先天的なもので改善が難しい能力。グローバルに活躍するためには、異文化に寛容ですぐ誰とでも友達になれるような能力が重要。

・プロフェッショナルを演じる仕事術
そっくりマネをしてプロフェッショナルを演じる。そのうちに自分の振る舞いだけでなく、思考や周囲の対応まで変わってくる。ビジネスのフレームワークを行動・思考・精神のこの三つに分類。行動フレームワークは具体的でマネしやすいが、思考、精神と行くに連れて抽象的になり真似をすることが難しく、一方で習得すると効果が出る。まずは行動から。マネる上で自分の師匠を見つけることが大事。

・ケースメソッド教授法入門
興味を持たせる、議論を活発化させる、深く考えさせるにはケースメソッドが有効。ケースメソッドとはマイケル・サンデル教授の講義で脚光を浴びるクラス討議型の講義で、実際のケースを素材に学生同士のディスカッションを行う学習方法。本書では理論、技術、実践を豊富な事例とともに具体的に解説している。

・世界史(ウィリアム・H・マクニール)
真の意味で西欧世界が他の主要な文明に対する圧倒的な優勢を確立するのは、近々、1850年以降のことにすぎない。文明や国の栄枯盛衰はなぜ起こるのか?著者は、技術の進化と生産力主義を軸に世界史を展開する。軍事技術が世界を大きく変えた。新しい技術が世界を変える。変化の激しい現代でも参考になる事例が盛りだくさん。


今回は、小学校の先生が参加されたこともあり、今の小学生とは?学ぶこととは?教えることとは?といった話で盛り上がりました^^

今週4/1(日)の読書会は11時より、渋谷LOFT2階のカフェ”渋谷シティラウンジ”で開催いたします。
宜しくお願いします。