朝、カフェで読書会

日曜日の朝、都内のカフェで好きな本を持ちよりながら、情報交換をしている読書会のブログ

活動日記 1月15日

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こんばんわ。寒い日が続きますね。こんな日は家での読書が進みます。

昨日の読書会は代官山の新商業施設T-SITE内にあるスターバックスで行われました。新業態の大人TSUTAYAには洗練された本がずらりと並んでおり、店内をうろうろしているだけでアイデアが生まれてきそうな場所です。ホント素敵ですので皆さん一度足を運んでみて下さい。

さて、紹介された本です。

・グラミンフォンという奇跡
主人公のイクバル・カディーアは、バングラデシュ独立時に大量虐殺を目のあたりにするなど辛い経験をした後、17歳で国を出て欧米MBA、米国VCで金融を学ぶ。その後、母国へ帰り、グラミンン銀行と提携し携帯電話を普及させる会社グラミンフォンを設立。1ドルも払えない最貧困国での事業、資金調達の苦労など難題を次々に解決し、今ではバングラディッシュのNo1携帯キャリアまで成長している。単なる起業の成功物語ではなく、経済を活性化し貧困問題を解決した成功事例として各所で取り上げられる奇跡の物語。

・清貧と復興土光敏夫100の言葉
石川島播磨重工業、東芝の社長、経団連会長を務め、戦後復興に全力を尽くし、高度経済成長を駆け抜け、晩年は国家再建に命を燃やした人物、土光敏夫氏の名言の数々が納められた一冊。震災後、改めて脚光をあびた人物。日本を立ち直らせた土光氏の言葉は忘れていた大切なものを思い起こさせてくれる。

・暇と退屈の倫理学
経済・テクノロジーの発展で人は時間的余裕、暇を得た。そこに資本主義がつけ込み、文化が生まれ、都合の良い楽しみを人々に提供する。

・裸でも生きる
イジメなどにあい、幸せとは無縁の生活を送っていた著者は大学卒業後、アジア最貧国バングラデシュに渡る。バッグ造りで起業を決意。数々の失敗、挫折、裏切りに遭いながらも歩みを続け、途上国発ブランド「マザーハウス」を軌道に乗せる。勇気を貰える一冊。

・入門経済思想史 世俗の思想家たち 
スミスにはじまりマルクス、リカード、ケインズシュンペーター、ハイエクと続く経済学の巨人を、人柄、生活、生きていた時代背景まで描くことで、その思想を浮き彫りにしてくれる好著。世界の見方を一変させた天才たちの思想が経済学の面白さを伝えてくれる。

次回の朝カフェ読書会は1月22日(日)を予定しております。
さて、皆さん。今週も1週間頑張りましょう(^○^)/